内科で働く魅力とは

内科は診療科目の中で最もメジャーな科目だと言われているが、この内科で看護師が働くことにはどのような魅力があるのだろうか。

まず第一の魅力として挙げられるのが、内科には専門分野がたくさんあり、様々な知識やスキルを高められるということだ。

内科の専門分野は消化器内科、呼吸器内科、循環器内科など、複数の科目に分けられる場合が多い。さらに各内科ごとに学会が設置されており、専門性が非常に高くなっているのが現状だ。

看護師がこのような専門的な職場に勤務すれば、その分野の知識を深められる。これは看護師のキャリアアップやスキルの向上において、間違いなく役立つと言えるだろう。

また内科看護師の魅力は、病棟と外来のどちらに勤務するかによって異なっている。

まず内科の病棟に勤務する場合、看護師は一人ひとりの患者さんと長く関わるケースが少なくない。内科は外科や整形外科と比べて慢性疾患の患者さんが多く、長期間の入院が必要となる。このため毎日同じ患者さんの看護ケアを行い、一人ひとりがどのように回復していくのかをじっくりと観察できるのだ。

自分自身が日々懸命に看護してきた患者さんの病状が良くなるのは、看護師にとって間違いなく大きなやりがいとなるだろう。

一方、看護師が内科の外来で働く場合は、地域に住んでいる様々な職種の方々と接することになる。外来患者が多くなればなるほど仕事は忙しくなるが、地元の色んな人と関われる事は、内科看護師の魅力の1つだと言えるだろう。

内科の魅力について色々語ったが、その仕事が合っているかどうかは当然人によって異なってくる。入ってみて大変な目に合わないためにも、業務内容や現役の人の声を調べておくことが必須だ。もし、内科の分野で活躍したいなら、内科看護師の詳しい実態を把握しておくようにしよう。